日本以外の国籍を有する人が旅行を目的として日本に来た場合、出身地によって異なる法的期間しかその滞在は認められません。ただ、一般的にその期間は3ヶ月間あるいは90日とされています。そのため、勉強などを目的に日本でより長い期間滞在を希望する場合「留学生ビザ」が必要となります。
なお、留学生ビザは国際身分証であり日本政府から発行されるものです。つまり、母国政府が発行するパスポートとは別物です。そして、留学生ビザにはその国に明確な目的をもって一定期間日本に暮らしていることを許可している証書です。それゆえに、留学生ビザはもちろんのこと、仕事をするためのワーキングビザも、ワーキングホリデービザなどを取得した後はパスポートの中に貼られることになります。
そのような海外からの留学に際して欠かすことができない存在である留学生ビザの取得にあたっては、手続きに割と時間がかかります。そのため、日本に実際に到着する最低6ヶ月前から手続きを始めることが推奨されています。なお、時間は割とかかる一方で必要な書類は郵送で行なえます。実際に国内にはその直接のやり取りを行える日本大使館が数多くあります。サイトで予約を行えるので、まずは閲覧だけでもしてみるのが良いでしょう。
ただし、留学生ビザの取得にあたってはまずはじめに日本で通いたい学校や大学を見つけることが必要です。入学手続きが無事済んだら、入学した学校や大学が入国管理局と交流し「在留資格認定証明書」の取得に必要が手続きを行います。無事手続きが認定されたら、在留資格認定証明書が送られてくることになります。
無事在留資格認定証明書を要求したらビザ申請書の記入を行いましょう。その際には手書きでもコンピューターを使ったものでも問題ありません。ただ、ビザ申請書には6ヶ月以内に撮影したきちんと顔全体が写っている写真を貼る必要があります。スキャンされた写真や家でプリントアウトしたもので受け取ってもらえない点には注意しましょう。また、ビザ申請のための手続き書類は、要求者が日本大使館に提出しなければなりませんが、その際には合わせて自分が通っている大学あるいは日本語学校から入手した在留資格認定証明書の原本とそのコピー、正確に記入した留学生ビザ申請書、写真1枚、有効のパスポート、EU加盟国以外の場合滞在許可証が必要です。しっかりと準備した上で申請を行いましょう。なお、留学生ビザの有効期間にあたる在留期間は学習期間によって入国日から6ヶ月、最長で2年間で発給されます。