日本に住んでいたとしても、日本文化についての知識が乏しい人は少なくありません。留学生に日本文化を紹介する機会に、日本の伝統的な遊びが少ししか思いつかずに困ってしまう人も多いと言えます。海外の人に日本のことを知ってもらえるチャンスがあるときに、自信をもって紹介できるように、どのような遊びがあるのか知っておくと良いでしょう。

囲碁は日本で古くから親しまれているものであり、白と黒の碁石と碁盤を使用して対戦することになります。2人で対戦するもので、相手の碁石を囲んだ範囲が広いほうが勝者となることまで知っておきましょう。
将棋も囲碁と一緒に伝わってきた歴史あるゲームです。将棋盤と20の駒を使用して対戦することになり、こちらも2名で対決します。駒ごとに動きが決まっており、ルールを守りながら相手の王将を先に取ったほうが勝者です。
折り紙はどこの国でも行われていると思っている人もいるかもしれませんが、実は日本独自の芸術的な遊び方だと言えます。現代ではハサミやのりを使って作品をつくる人もいますが、古くは折ることだけで作品をつくっていました。動物や植物など色々なものを形にする遊びであり、外国の方であれば折り鶴を知っている人も多いと言えます。
けん玉は江戸時代頃から行われているものであり、今では世界大会も行われているほど世界的に有名な遊びとなりました。日本人であれば小さな頃に楽しんだことがある人が多いですが、有名になったとは言っても外国の方には全くこれに触れたことがない人も少なくありません。初心者にとって先端に球を入れることは難しいですが、左右の皿にのせる技であれば初めて体験する人でも成功しやすいため、海外の人に楽しんでもらいやすいです。
かるたも伝統的なゲームだと言えます。絵が描かれた札と文字が書かれた札があり、読み上げた字札に一致する絵札を探して素早く取るだけです。単純なゲームですが、集中力や反射神経の高さが要求されるので、ハマってしまう人や白熱してしまう人が多いと言えます。大勢で参加しやすく、お正月などの人が集まるイベントで行われることが多いです。
このように、海外の人に紹介できるものは多くあることを理解しておきましょう。他にも羽根つきや凧揚げ、おはじきやビー玉、あやとりやお手玉、コマやメンコなどあげるとキリがありません。種類と簡単な説明を覚えておくことによって、正しい知識を外国の方にも伝えることができるようにしておくことをおすすめします。